2月3日(月) 毎日新聞に掲載の記事を抜粋して紹介いたします。
失語症は、脳の言語中枢がダメージを受けることで、話す。話を聞いて理解する。書く。読む。など言葉の能力が低下。
*言葉の分からない国で暮らす感じに似ているかも。
森下光法さん(56) 2,020年脳梗塞
高次脳機能障害になり失語症も発症。
失語症者の特徴の1つに数字を理解しにくいことがある。
車の運転が好きで タンクローリーと、代行タクシーの運転手として働いていたが 医師からは、会話しながら運転することは難しいので辞めるように勧められた。
障がい者採用で工場で働き始めたが、自分の変化に驚いた。
聴力が低下したわけではないのに、言語中枢を損傷したことで、雑音が多かったり会話が重なったりすると、言葉が「音に近い感覚」で伝わることがあると後に知った。
失語症を発症した人の多くが伴う身体のまひは残らなかった。
それゆえに 周囲からは障害があることを理解されにくい。
以前と同じように接してくるが対応できない。半年ほどで工場を辞めた。
「言葉が伝わりにくいことを説明してもわかってもらえない。」本当の退職理由。
今は、一般企業での就労に向けて、社会福祉法人で就労移行支援を受けている状況。
【飯塚りりん様】
失語症は、個人差が大きいことで行政を動かすのが難しい障害。
多くの人に知ってもらい支援事業の必要性を理解してもらえるようにとりくんでいます。
【言語聴覚士会理事の伊井純平様の話】